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西山建設の創始者・西山友三良は、ともさぶろう1869年に相模国小稲葉村（現・伊勢原市小稲葉）さがみのくにこいなばむらにて、棟梁・西山次郎右衛門の次男として生まれた。じろうえもん
彼は15歳のときに父へ弟子入りしたのち、独立。1897年に神奈川県平塚市吉際にて建築請負業「西山」の看板を掲げた。これが西山建設の創業である。
その後、厚木市岡田を経て、1922年に須賀（現・平塚市夕陽ヶ丘）へ店を移す。翌年、未曽有の災害である関東大震災が発生。
しかし、友三良の店と彼が建てた家屋のほとんどがそのままのかたちで残ったことから、「名棟梁の友三良」の名が次第に地元の人々の間に広まった。
翌1923年、夕陽ヶ丘の店は平塚市代官町に曳き家され、西山建設はここに根をおろすことになった。

1925年、2代目・西山保寿が跡を継ぎ、「西山」の棟梁となった。
1945年の太平洋戦争で平塚市内も焼け野原と化したが、保寿が弟子たちとともに出火した家を初期消火したことで、保寿の建てた建物のほとんどは焼失しなかったという。このときすでに「おすまいを建てていただいたお客様とは親戚同様のお付き合いをさせていただく」という、「西山スピリット」が生まれていたのである。

1966年、父・保寿とともに建築工事に携わってきた西山和夫が3代目となり、かずお商号を「西山工務店」へ変更。
1989年2月には西山建設株式会社を設立し、代表取締役に就任した。
和夫は、日本古来の建築と現代の建築を融合した独特の建築様式を確立し、多くの人々を魅了した。初代・友三良の“堅牢で永持ちするすまい創り”の考えを受け継いでいることは、建て替えまでの平均年数35年以上という事実が証明している。
1995年10月、父・和夫に代わり西山厚が代表取締役となり、「地域密着型注文住宅専門会社として誠心誠意業務に邁進する」という経営方針を掲げ、現在に至る。

西山建設は、創業以来一貫して“安全”“快適”“高耐久”のすまいを提供し、「地域の皆様のお役に立ちたい」という理念の下、地域の皆様とともに今日まで歩んできたのである。